ご挨拶

九州支部長 大塚弘文

 日本福祉工学会九州支部は,平成28年度に発足し同年10月に第1回記念大会を熊本県合志市で開催されて,本年は記念すべき10周年を迎えます.
 これまでを振り返ってみますと,第2回(平成29年11月)北九州市国際会議場,第3回(平成30年11月)熊本高等専門学校(以下,熊本高専.日本福祉工学会第22回学術講演会との合同大会),第4回(令和元年10月)佐世保工業高等専門学校,第5回(令和2年10月)熊本高専と開催してまいりました後に,COVID19流行の影響を受けつつも第6回(令和3年12月)はオンライン開催,第7回(令和4年12月)は大分大学にてハイブリッド形式による一部対面方式での大会再開を実現しました.第8回(令和5年11月)は,第27回学術講演会(沖縄工業高等専門学校)との2度目となる合同開催.昨年度の第9回大会は,初の宮﨑市での開催を11月に宮崎産業経営大学にて実現できました.
 本大会を10年間にわたり開催できてこれましたのも,ご協賛いただいております一般社団法人・日本支援技術協会様をはじめ,ご後援いただいております一般社団法人・電子情報通信学会九州支部様,そして会場をご提供いただきました各大学・高専の関係者の皆様のご協力と参加者諸氏のご尽力によるものであり,この場をお借りしまして心より感謝申し上げます.
 さて,本年度の10周年記念大会は,有明工業高等専門学校を会場に初の福岡県での開催となりました.本大会の役割は福祉工学分野の研究・技術の進展を図るための研究発表・情報交換ですが,将来を担う学生諸君が身近に参加できる未来の福祉工学技術者育成の場でもあります.貴重な意見・情報交換の場となるよう運営関係者一同努力いたしますので,ぜひ学生の皆さんに積極的に参加いただき,本大会が若手技術者育成の一助となることを熱望しています. 皆さまの奮ってのご参加をお待ちしております.